11、12日の東京、京都、福島を舞台に2歳新馬戦が計9レース行われ、土曜東京5Rでは3冠馬
アパパネを母に持つ
バードウォッチャーが快勝した。4角9番手から残り200mで左手前に変えると、加速度がアップ。ラスト2Fが11秒5→11秒3のラップを鮮やかな末脚で差し切った。また同日の京都5Rを逃げ切った
オスカーブレーヴもセンスと将来性を感じさせるV内容だった。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
バードウォッチャー(牡、
父ブラックタイド、美浦・国枝)
土曜東京5R・芝1800m、ルメール「ずっと冷静に走れていました。直線で
ギアアップすることができたし、反応も良かったです。ポテンシャルは高そう。血統がいいし、体もきれい。距離は延ばしても問題ないです」(レース評価A、将来性★★★★)
オスカーブレーヴ(牡、父
オスカーパフォーマンス、栗東・吉村)
土曜京都5R・芝1800m、浜中「スタートからダッシュ良く先頭に立つ形。新馬戦だけに物見をしていたが、直線はしっかりと反応して、最後もまだ余裕がありました。ポテンシャルは高いが、
テンションも上がりやすいので、うまく維持していければ」(A、★★★★)
ノーブルロジャー(牡、父
パレスマリス、栗東・吉岡)
日曜東京5R・芝1600m、石川「癖がない馬だと聞いていましたが、その通りでまたがってからゴールするまで何もすることはなかったです。馬が気分良く走った結果です。すごくいい馬で将来性は十分」(B、★★★★)
アドミラルシップ(牡、父
ゴールドシップ、美浦・相沢)
日曜京都5R・芝2000m、戸崎圭「2週前の追い切りに乗って背中の良さを感じました。そこから気持ちも入って変わってきたようですし、上手な競馬で勝ち切ってくれて良かったです」(B、★★★★)
アルセナール(牝、父
エピファネイア、美浦・木村)
土曜東京6R・芝1600m牝馬限定、ルメール「外の馬を気にしながら走っていて、道中の進みは悪かった。エンジンが掛かるのが遅くて届かないかと思ったけど、最後はビュッと伸びた。
エピファネイアの子にしてはおとなしかったし、2戦目は"らしさ"が出てくると思いますよ」(C、★★★★)
キーウェーブ(牡、父
ミッキーロケット、栗東・川村)
土曜京都4R・芝1600m、和田竜「スタートが良かった。返し馬から素直で、競馬でも外からこられて反応が良く、脚色が衰えなかった。競馬が分かっている感じ。まだまだ伸びしろがありそう」(C、★★★)
クラッシファイド(牡、父
リアルスティール、美浦・黒岩)
土曜福島5R・芝2000m、H・ドイル「まだ子どもで体もできていなくて、本格化は来年以降の感じでした。小回りで窮屈な競馬になりましたが、この中では能力が上だと思っていたので、しっかり勝つことができて良かったです」(C、★★★)
キタノソワレ(牝、父
トゥザワールド、美浦・本間)
日曜東京4R・ダート1300m、宮崎「ケイコの感触では、ここまで動けるとは思っていませんでした。まだ上積みを見込めると思いますし、これから楽しみです」(C、★★★)
キタノズエッジ(牡、父
ジョーカプチーノ、栗東・畑端)
日曜京都4R・ダート1400m、北村友「追い切り本数が少なくて息の持ちを心配したけど、スタートが良く二の脚もついてスムーズに追走できた。追ってしぶとく伸びたのはこの馬の能力。レースを使ってまだ良くなりそうな感じがします」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)
提供:デイリースポーツ