G1・5連勝中の
イクイノックスが「第43回
ジャパンC」(26日、東京)へ向けて、Wコースで1週前追いを行った。
ソニックスター(2歳1勝クラス)を2馬身先行させて、長めの7Fからスタート。コーナリングを利して難なく差を詰めると、直線内から余裕たっぷりに馬なりで併入。7F97秒7、6F81秒8〜1F11秒4でフィニッシュした。威風堂々と引き揚げてくる姿からは、王者の風格が漂っていた。
前走の
天皇賞・秋を1分55秒2の驚異的なレコードタイムで勝利。その後は福島・ノーザン
ファーム天栄に放牧に出てケアされた。先週10日に帰厩して、G1・6連勝を目指して調整されている。激戦からわずか中3週の臨戦になるだけに、木村師は「ここまでトラブルはないですが、前走の反動に関しては大丈夫ではないです。毎日精査しながら進めています」と、細心の注意を払いつつ調整されている。
コースは前走と同じ東京だが、距離が2F延びて2400メートルになる。2着だった昨年のダービー以来の舞台になるが、指揮官は「何とも言えない。左回り、広いコースで不利がないというのは重要になってくる」と、どこまでも慎重な口ぶりだった。3歳牝馬3冠の
リバティアイランドとの初対決が話題の今回。
イクイノックスのレースぶりに世界中の競馬ファンが注目している。
スポニチ