競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
次週は
京都2歳S(25日・京都、芝2000m)が行われる。今後に向けて重要なレースで、ここでは有力馬3頭の1週前の様子をお伝えしたい。
15年に
ドレッドノータスで制した矢作厩舎は2頭出しの予定。モレイラJで予定する
シンエンペラー(牡)は20年の凱旋賞馬
ソットサスの全弟で世界的な良血馬。初戦は期待通りのレース内容で、2着に3馬身差をつけてVを決めた。安藤助手は「初戦は気難しい面を出していて、抜け出してからも真面目に走っていなかったです。ポテンシャルの高さで勝ってくれました。能力は高く、落ち着いて臨めれば重賞でも楽しみです」と期待を寄せた。
ヴェロックスの半弟でアイビーSを逃げて2着の
ホウオウプロサンゲ(牡)は坂井Jで予定。同助手は「前走は長距離輸送がありましたので
テンションが上がり気味でしたが、それでもしっかり走ってくれました。現状はある程度先行する形がいいですね。近場の京都に変わる今回は落ち着いて臨めると思いますし、重賞でも楽しみです」と先行して押し切るシーンを描いていた。
先週の
デイリー杯2歳Sを
ジャンタルマンタル(牡)で制し、現2歳世代が大活躍中の高野厩舎からは
ショウナンパンドラの異父弟
オールナット(牡)が北村友Jでスタンバイ。師は「初戦は上手に競馬をしてくれました。前回と同じ舞台ですし、1回使っての上積みもかなり見込めます。重賞でも楽しみです」と連勝に期待を寄せた。(馬サブロー栗東支局・塩手)
提供:デイリースポーツ