東京11Rの第28回東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳GII・芝1800m)は4番人気
シュトラウス(J.モレイラ騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分46秒5(良)。1馬身半差の2着に8番人気
シュバルツクーゲル、さらにハナ差の3着に2番人気
ファーヴェントが入った。
シュトラウスは美浦・
武井亮厩舎の2歳牡馬で、父
モーリス、
母ブルーメンブラット(母の
父アドマイヤベガ)。通算成績は3戦2勝。
レース後のコメント
1着
シュトラウス(J.モレイラ騎手)
「正直に言うと、特に前半はコントロールしづらいタイプの馬なのですが、このレースは2頭が速いペースで先導してくれたおかげで助かりました。能力の高い馬で、素晴らしい将来性があると思います」
(
武井亮調教師)
「前走は本馬場に普通に出して良くなかったので、今回、先出しにしたら、返し馬もうまくいきました。レースは飛ばす馬がいてペースが流れたおかげで、ギリギリ収まって押し切ることができました。ジョッキーからは、距離をこなすにはペースの助けが必要とのことで、現状ではマイルということになるのかと思います。今後については、課題もありますし、様子を見ながら考えたいと思います」
2着
シュバルツクーゲル(
西村淳也騎手)
「悔しいです。良いスタートを切ってこの馬のリズムで走ることが出来ました。まだ緩さの残るなかでこの内容ですから、成長してくれば楽しみだと思います。今日は勝ち馬が強かったです」
3着
ファーヴェント(
横山武史騎手)
「夏の北海道の調教でコンタクトをとった時から、良い馬だと思っていました。今日も返し馬から、外見は素晴らしく見せていましたが、まだ中身が伴わないという感じです。今日は位置取りは気にしないで、この馬のリズム重視で運びました。理想的な競馬はできましたが、最後、脚色が一緒になってしまったのは、良化の余地を残しているぶんです。体を上手く使い切れていないので、動けるようになってきたら、相当な馬になってくると思います」
4着
ショウナンラプンタ(
鮫島克駿騎手)
「能力のある馬です。調教ではしっかりゲートを出てくれる馬が、今日は上手くスタートを切れませんでした。道中の進みも良くありませんでした。直線ももたれて走っているので、良化の余地があると思います。今日は距離が短かったと思います」
5着
ミカエルパシャ(
松山弘平騎手)
「久しぶりの競馬で、前半出て行かなかったです。思うような位置を取る事が出来ませんでした。折り合いはつきましたが、最後は左にもたれていました。ただ、このメンバーに混じってこれだけの競馬が出来たので、能力があると思います」
8着
フォルラニーニ(
C.ルメール騎手)
「スタートから走りが良くなかったです。ゲート裏でも
テンションが高く、周りを気にして、ゲートの中でもチャカチャカしていました。ハミも上手く取ってくれませんでした」
ラジオNIKKEI