スマートフォン版へ

追い切りの動き・タイムともに上々 キズナ産駒のメイクユーマインなど/関西馬メイクデビュー情報

  • 2023年11月20日(月) 18時00分
 昨年のジャパンC当日の東京芝1800m、新馬戦。1年前のことだが、勝ち馬を覚えているだろうか。そう、今年のダービー馬、タスティエーラ(美浦・堀宣行厩舎)である。2番手からのレースで危なげなく、2着には3馬身1/2差を付けての完勝。その鞍上はR.ムーア騎手だった。

 ちなみに2着から7着までが未勝利を勝ち上がっているというレース。果たして、今年の同レースはどんなレースになるだろうか。

【11月25日(土) 京都ダート1200m】

トウカイポワール(牝、父ヘニーヒューズ母トウカイシェーン、栗東・北出成人厩舎)

 母トウカイシェーン(父ダイワメジャー)は同厩舎で管理され、芝中距離で3勝を挙げている。本馬はその初仔となるが、ひとつ下のドレフォン産駒は今年の北海道セレクションセール1歳にて、4400万円(税抜き)で落札されている。

 11月2日にゲート試験を合格すると、その週末から坂路で追い切りを開始。その後は週末も含めて、規則的に追い切りを消化しており、11月15日には坂路で新馬と併せて追走同入。4F51.7秒をマークしている。

【11月26日(日) 京都芝1800m】

メイクユーマイン(牡、父キズナ母エマソング、栗東・田中克典厩舎)

 半兄アップストローク(父ディーマジェスティ)は芝1800mで2勝を挙げている。本馬は2021年セレクトセール当歳にて、4300万円(税抜き)で落札されている。

 10月18日にゲート試験を合格。10月は遅めの追い切りを週中に消化して、11月に入ってから本格的な追い切りを開始。11月8日のCWは6F86.4秒と時計は遅かったが、3頭併せの真ん中で手応えよく動けていた。そして、11月15日のCWではレースでも騎乗予定の坂井瑠星騎手が跨り、3頭併せを一番後ろから追いかけて最先着。3F37.6秒がなかなか優秀で、やればやるだけ動くといった印象がある。

【11月26日(日) 東京ダート1600m】

メイショウマツリ(牡、父シニスターミニスター母メイショウサンアイ、栗東・松永幹夫厩舎)

 おじにダートで5勝を挙げたメイショウマトイ(父ヴィクトワールピサ)がいる血統。シニスターミニスター産駒は今年、無敗の三冠を成し遂げたミックファイア(大井・渡辺和雄厩舎)やJBCクラシックで初GI級競走制覇を成し遂げたキングズソードなど、今のダート路線で最も勢いがある種牡馬といってよいだろう。

 本馬は10月11日にゲート試験を合格。栗東での追い切りは11月に入ってから本格的に進められており、11月8日にはCWで6F82.8秒をマーク。11月15日のCWでは2歳未勝利に先行する併せ馬で最後は遅れてしまったが「相手が動きましたね。でも道中の行きっぷりはよかったし、このひと追いでまた良くなってくるはずです」と松永幹夫調教師。

(取材・文:井内利彰)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す