「マイルCS・G1」(19日、京都)
5番人気の
ナミュールが、落馬負傷のムーアに代わって騎乗した藤岡康とのコンビで秋のマイル王に輝いた。後方で脚をため、直線で外に持ち出すと、素晴らしい切れ味を発揮し、待望のG1初制覇を飾った。2着は先に抜け出した3番人気の
ソウルラッシュ、3着には7番人気の
ジャスティンカフェが入った。勝ち時計は1分32秒5(良)。
藤岡康は「本当に馬がよく頑張ってくれました」と、まずパートナーへの感謝を口にし、「急きょの乗り代わりだったんですが、これだけの馬ですし、レースは見ていました。(高野)先生や前走乗ったモレイラジョッキーにも話は聞いて、馬が気持ち良く走れるようにと思っていました。スタートのタイミングは合わなかったのですが、気持ちを切り替えて。道中の雰囲気は良かったです。馬の反応が良かったので、進路を間違えなければと思っていました。強かったです」と充実の汗を拭った。
鞍上にとっては、09年NHKマイルCの
ジョーカプチーノ以来となる14年半ぶりのJRA・G1勝利。「これだけの馬を依頼してもらいましたし、応援してくださった方にありがとうと言いたいですね」と声を弾ませていた。
提供:デイリースポーツ