GI・3勝馬の
タイトルホルダー(牡5、美浦・
栗田徹厩舎)が、
ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)で完全復活を狙う。
タイトルホルダーは父
ドゥラメンテ、
母メーヴェ、母の
父Motivatorの血統。3歳時の
菊花賞で
横山武史騎手を背にGI初制覇。続く
有馬記念からは
横山和生騎手とコンビを組み、4歳春に
日経賞、
天皇賞(春)、
宝塚記念と圧巻の3連勝を果たした。しかし、その後は
凱旋門賞が11着、
有馬記念が9着と失速。今年になって始動戦の
日経賞は楽勝したが、続く
天皇賞(春)は右前肢跛行で競走中止。復帰戦となった
オールカマーも決して悪い内容ではなかったが、
ローシャムパークの2着に終わっている。
これまでのGI・3勝は全て阪神だが、東京も2戦して東京スポーツ杯2歳Sが2着、
日本ダービーが6着だから、相性は悪くない。
イクイノックスとは昨年の
有馬記念以来、2回目の対戦。当時は1秒7差の完敗だったが、海外遠征帰りで万全ではなかったので、勝負付けは済んでいない。秋の大目標に掲げた一戦。現役最強馬の引き立て役に終わるわけにはいかない。