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【ジャパンC】“世界最強”イクイノックス倒せるのは…3歳牝馬リバティアイランドの勢い

スポニチ
  • 2023年11月21日(火) 05時20分
 過去10年の傾向から勝ち馬に迫る「G1データ王」。今週は海外、地方からも実力馬が集った「第43回ジャパンC」を徹底解析する。有馬記念と並んで国内最高賞金額を誇り、秋競馬の最大目標としている陣営も多い。データ班が導き出した結論は?

 (1)人気

 1番人気は【5・1・2・2】と抜群の成績。その中で単勝1〜2倍台なら【4・0・2・0】で複勝率100%だ。勝ち馬は5番人気以内、連対馬でも7番人気以内で上位人気馬が強い。3年連続で3連単が万馬券になっておらず、大荒れの要素は少ない。

(2)ステップ&海外勢

 最多勝ステップは6勝の天皇賞・秋組。16年以外の過去10年中9年でこの組が馬券に絡んでいる。勝ち馬は【1・0・3・0】ともちろん優秀だが、2着以下も勝ち馬と0秒9差以内なら【5・3・1・19】と健闘している。19年1着スワーヴリチャード(3番人気、前走0秒9差7着)、15年2着ラストインパクト(7番人気、前走0秒8差12着)が高配をもたらした。今年ならドウデュース(1秒4差7着)は該当しないが、ダノンベルーガ(0秒6差4着)は反撃の可能性十分。そして見逃せないのが秋華賞組だ。牝馬3冠を達成した18年アーモンドアイが1着、20年デアリングタクトが3着。今年のリバティアイランドも期待が高まる。海外勢は過去10年でのべ27頭が参戦したが最高着順は5着(3回)と苦戦傾向にある。今年仏G2を制して挑むイレジンもここは思い切って外す。

 (3)年齢&性別

 年齢別では4歳が5勝、5歳が4勝で大半を占めている。ただ連対率は【1・4・2・16】の3歳が22%で最も高い。6歳以上は【0・0・1・49】で、3着以内は13年トーセンジョーダン(7歳)のみ。連覇が懸かるヴェラアズール、古豪のディープボンド、世界のパンサラッサなどの6歳勢は外したい。そして特筆すべきは牝馬の好走率。【4・2・1・18】(連対率24%)で、前述した秋華賞組の活躍もそうだが、4歳牝馬も13年ジェンティルドンナ、15年ショウナンパンドラが勝っている。今年の4歳牝馬スターズオンアースも警戒したい。

 (4)騎手

 勝ち馬の騎手はルメール(18、20年)、池添(15年)、武豊(16年)、福永元騎手(21年)で5勝。残りは短期免許で騎乗した外国人騎手だ。JRA騎手の共通点は同じ東京芝2400メートルで行われる日本ダービーを勝っていること。鞍上にも注目したい。

 (5)結論

 ◎は牝馬3冠を達成したリバティアイランドだ。3歳牝馬の好走率が高く、同条件で行われたオークスの圧勝劇を見れば期待したくなる。イクイノックスもまず凡走はないだろうが、天皇賞・秋ジャパンCを連勝した馬は多くなく、過去10年では20年アーモンドアイのみ。あえて次点とした。相手で魅力的なのはダノンベルーガスターズオンアース、そして3歳馬ショウナンバシットだ。 (データ班)

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