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【こちら日高支局です・古谷剛彦】ジャパンCにリバティアイランドで挑む中内田調教師「一ホースマンとして」語った

スポーツ報知
  • 2023年11月22日(水) 08時00分
 少し前の話になるが、10月30日に北海道新ひだか町静内のエクリプスホテルで、第19回馬産地懇談会(主催は一般社団法人札幌馬主協会)が開催された。講演にJRA中内田充正調教師を招き、「一ホースマンとして」をテーマに、質疑応答を含めて約1時間、馬主会員を中心に軽種馬関係者など約130人が耳を傾けた。

 岡田牧雄会長理事は、冒頭のあいさつとともに「中内田調教師は、今までお願いした講師の中で一番若い調教師です。我々と違う感覚で調教師をされているのか、どのような話をして頂けるか楽しみにしております」と話した。

 講演では最初に、馬のウェルフェア(幸福な環境)について、今夏にサラトガで起きた競走中の事故から、様々な批判などがあったことを取り上げ、競馬サークルの危機感を持たなければいけない事案であり、日本でも今後の事故防止について真剣に向き合う時であることを提唱した。その後、暑熱対策や人材育成、JRAの厩舎制度や中内田厩舎の方針、引退競走馬の今後など、様々なテーマで持論を話した。

 質疑応答では、グリーンチャンネルキャスターの岡部玲子さんが、出席された方々からの質問を中内田調教師に伺うスタイルで行った。「デビューする決め手となる判断などはありますか?」、「厩務員の割り当てはどのように決めますか?」、「メンタルやコンディションの調整など、2歳と古馬では意識の違いなどはありますか?」などの質問に答えた。その後、限られた時間で出席していた方から受けた質問にも、真摯(しんし)に答えていた。講演が終わると、リバティアイランドの牝馬3冠達成を祝して中内田調教師に、岡田会長から記念品が贈呈された。

 中内田調教師は「ジャパンCに出走させて頂きますが、イクイノックスドウデュースといった4歳牡馬との対戦で、レースまでの間にどちらが強いかなど話し合うのも競馬の楽しみです。僕も、ジャパンCを楽しみにしています」と話していた。(競馬ライター)

スポーツ報知

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