安田記念連覇などG1を3勝し、B
Cマイル5着の
ソングライン(牝5歳、美浦・林)と、21年NHKマイルC覇者で1番人気だったマイルCSで7着に敗れた
シュネルマイスター(牡5歳、美浦・手塚)が現役を引退することが明らかになった。ともに所属するサンデーサラブレッドクラブが22日、ホームページで発表した。
ソングラインは20年6月に東京でデビューすると、2戦目で初勝利。翌年の
紅梅Sを制して臨んだ
桜花賞で15着に敗れたものの、続くNHKマイルCで
シュネルマイスターと鼻差の接戦を演じて2着に入った。同年、
富士Sで重賞初制覇。22年のサウジアラビアで行われたG3の1351ターフス
プリントで、海外初挑戦初Vを達成した。22年
安田記念でG1初制覇を飾るなど、重賞5勝(うちG1を3勝)を挙げた。B
Cマイル5着から帰国後の歩様が良くないこと、規定の6歳春まで残された時間に限りがあることから関係者で協議し、大事を取って現役引退&繁殖入りが決まった。
シュネルマイスターは20年の札幌新馬戦で初勝利を挙げると、
ひいらぎ賞を制してデビュー2連勝。
弥生賞ディープ記念で
タイトルホルダーの2着に敗れてマイル路線に転じると、NHKマイルCでG1初制覇を飾った。その後、G1タイトルにこそ手が届かなかったものの、21年
毎日王冠、23年マイラーズCを制するなど重賞3勝を挙げた。引退後は、
キングマン産駒の貴重な後継として種牡馬入りする予定だ。
提供:デイリースポーツ