「京都2歳S・G3」(25日、京都)
良血馬が万全の態勢をアピールした。
オールナットは22日、北村友を背に栗東坂路で単走追い。大きな馬体を伸び伸びと動かして、力強い脚さばきを見せ、4F55秒8-40秒4-12秒3を計時した。高野師は「無理せず、出来もいい。肉体的にはしっかり走れる状態」と手応えを口にした。
同舞台での初戦は楽にハナに立ち、ラストは手綱を押さえる余裕を見せながらの勝利。「悪い癖を出すこともなく、新馬戦の時よりいい状態なのは間違いない」と、指揮官はさらなる成長を実感する。厩舎の先輩には、14年
秋華賞、15年
ジャパンCを制した半姉の
ショウナンパンドラがいる。「この血統は、
パンドラ以外は少し体に弱いところがあるけど、この馬は今のところしっかりトレーニングも積めているし、
パンドラ以来の強さがあるのかな」と期待。無傷連勝で重賞初制覇といく。
提供:デイリースポーツ