「
ジャパンC・G1」(26日、東京)
また一つ、歴史にその名を刻む。
藤田菜七子騎手(26)=美浦・根本=は、自厩舎の
ウインエアフォルクとのコンビで
ジャパンCに臨む。22日の美浦Wでの最終追い切りは6F82秒8-37秒6-11秒8の時計で、
ニシノコイゴコロ(2歳1勝クラス)と併入した。騎乗した菜七子は「ちょっと気持ちを乗せたいと思い、しまいは少しやりました。この追い切りで反応が良くなってくれば」とうなずく。
師匠の計らいもあり、19年
高松宮記念(
スノードラゴン17着)以来、自身3度目のJRA・G1騎乗がかなった。「オーナーをはじめ、根本先生に感謝したいです」と頭を下げ、「しまいを生かす形になると思います。相手は強いけど、その中で自分の競馬をできれば」と追い込みにかける。
JRA女性騎手の
ジャパンC騎乗は史上初。「後輩の女性ジョッキーがたくさん活躍している。これからも、こうして(女性騎手が)G1に乗ることがもっと増えてくると思います。私も負けていられない気持ちですし、自分のできることを頑張ってやりたい」。最高の舞台で“第一人者”として存在感を示す。
提供:デイリースポーツ