「
ジャパンC・G1」(26日、東京)
唯一参戦する外国馬
イレジンに騎乗するマリー・
ヴェロン騎手(24)=仏国=は、今夏の
ワールドオールスタージョッキーズで初来日し、第3戦を制した女性ジョッキー。大胆な騎乗
スタイルに加え、その美貌で日本の競馬ファンを魅了した。コンビを組む
イレジンは19戦13勝で、G12勝を含む重賞5勝馬。今年で6歳になるが、前走のコンセイユドパリ賞(G2)を制しての参戦と勢いがあり、05年
アルカセット以来となる外国馬の勝利を目指す。
今夏の札幌で日本の競馬ファンを沸かせた美人ジョッキーが、唯一の外国馬
イレジンで
ジャパンCに挑む。フランス人の
ヴェロンは8月に行われた
ワールドオールスタージョッキーズの第3戦をV。その美貌からは想像もつかないような大胆な騎乗で、日本での初勝利を挙げた。今回が2度目の来日となる。
16年デビューの24歳。20年には84勝を挙げてフランスの女性年間最多勝利記録を更新し、リーディング7位となって女性騎手としては初のトップ10入りを果たした。その後も順調にキャリアを積み、今年も重賞2勝を含む72勝を挙げて活躍したホープだ。
彼女にとって
イレジンは先生のような存在。自身にとっての重賞初制覇(21年ラクープ賞)、G1初V(22年ロワイヤル
オーク賞)もコンビで達成した。「私のような若い騎手にとってこれだけの馬に乗れるチャンスはなかなかない。
イレジンと出会えてキャリアを積めるのは夢のようです」と目を輝かせる。これまで多くの事を学び、ともに戦ってきたベテランの6歳馬と日本のG1に挑めることを誇りに思っている。
今回の
イレジンは日本特有の高速馬場への対応が鍵となり、それ以外にも越えなければならない壁はある。だが、「
イレジンは適応力が高く、
アメージングな馬。高速馬場でも東京の直線を全力で走ってくれると思います」とパートナーの力を信じている。人馬が結ぶ強い絆は、
イクイノックス&ルメール、
リバティアイランド&川田のコンビにも負けてはいない。
提供:デイリースポーツ