◆第43回
ジャパンC・G1(11月26日、東京競馬場、芝2400メートル)
今年の
ワールドオールスタージョッキーズで
JRA初勝利を挙げたフランスのマリー・
ヴェロン騎手(24)が23日、東京競馬場で行われた共同会見に出席し、
ジャパンCへの意気込みを語った。
20年から4年連続でリーディングトップ10入りを続ける。昨年、フランス人女性として初めて同国のG1(ロワイヤル
オーク賞・芝3100メートル)を制した際の相棒が
イレジンだ。キャリアは仏G1・2勝を含め19戦13勝、2着2回、3着3回。唯一の馬券圏外でも4着と安定感は抜群で、「非常に適応能力が高い馬。東京の直線は気に入ってくれると思うし、直線を全力で疾走することになると思う」と自慢の末脚を生かして一発を狙っていた。
来日前の仏・
マルセイユ開催で落馬したが、幸い大事に至らず。「コンディションは完全に戻っていて、100%準備が整っている状態で
イレジンに騎乗できると思っています」と影響なしをアピールした。
この日、同馬は東京競馬場のダートコースを1周。来日後は速い調教を行っていないが、本国ですでに仕上げており予定通りの調整。到着後に判明した筋炎も順調に回復している。キャリア2戦目から18戦連続でコンビを組み「どういうレースになるか今から楽しみ」と笑顔を見せた
ヴェロン。約80万円で購入された6歳セン馬とともに、05年の英国馬
アルカセット以来となる外国馬Vを、仏国馬では87年
ルグロリュー以来2頭目の栄冠を目指す。(西山 智昭)
スポーツ報知