「チャンピオンズC・G1」(12月3日、中京)
アイコンテーラーが15年の
サンビスタ以来、8年ぶり2頭目の牝馬Vを狙う。前走のJBCレディスクラシックが4馬身差の完勝で、ダートでは3戦オール連対と底を見せていない。空白だった鞍上も名手モレイラに決定。河内師のJRA・G1初制覇にも期待がかかる。
ダート3走目で砂の女王の座に就いた
アイコンテーラーが、一気にダート界の頂を目指す。JBCレディスクラシックを4馬身差で楽勝した勢いで、牡馬混合G1に挑む。
河内師は「芝でも重賞で2、3着に来ているが、決め手のある馬にやられてしまう。思った以上にダートで良かったね。今回のメンバーは強くなるけど、出来の良さとモレイラに期待やな」と勝算がありそうな口ぶりで意気込みを語った。
ただ、誤算が生じたのが鞍上で、
武豊を予定していたが、右太ももの負傷が長引いたため、キャンセルに。困っていたところに、急きょあいたモレイラが収まった。運もある。
昨年の
中日新聞杯で3着、今年の
愛知杯が2着。芝とはいえ中京コースで結果を出している。安藤助手は「左回りの方がいい。スムーズにコーナリングしてくれるんです」と強調。前走は右回りだったが、さらにパフォーマンスが向上する可能性がある。
指揮官は「砂をかぶったことがないから、スタートは決めたい。ある程度前で運びたいね」と先行押し切りを思い描く。勝てば、調教師としてのJRA・G1初制覇。思い起こせば、
サンライズソアで3着だった18年が、モレイラとのコンビだった。5年前の悔しさを晴らすべく、自身の夢を
アイコンテーラーに託す。
提供:デイリースポーツ