昨年の
ドバイターフ、今年2月のサウジCとG12勝を挙げた“令和の逃亡者”
パンサラッサ(牡6歳、栗東・矢作)が、現役を引退することが28日、決まった。今後は北海道新ひだか町の
アロースタッドで種牡馬入りする予定。現在、引退式を行う方向で調整している。
総獲得賞金額はJRA歴代4位となる18億4466万3200円。3月のドバイワールドC10着後は繋靭帯炎で休養していたが、
ジャパンCで復帰。結果は12着に終わったものの、代名詞である大逃げでレースを盛り上げた。
管理した矢作師は「レース後も問題はありませんが、最初から年内で引退と考えていたし、引き際なのかな、と。欲を言えばキリがないですから」と説明。「ファンの多い馬だったし、自分にとっても個性的な逃げ馬をつくりたいという思いを持っていました。ただ、つくろうと思ってもつくれるものではない。それは彼の資質だったと思います。心に残る馬でしたね。終わりだと思うと、グッとくるものがあります」と惜別の言葉を贈った。
提供:デイリースポーツ