「チャンピオンズC・G1」(12月3日、中京)
コリアCを快勝した
クラウンプライドは栗東CWで最終追い切り。力強い動きを示し、好調をアピールした。昨年はゴール前で差し切られて首差の2着。JRA・G1初制覇を狙う新谷師は「1年前の悔しい思いもある」と雪辱戦に向かう。
栗東坂路での最終追い切りでは力強いアクションで駆け上がり、4F51秒0-37秒4-12秒5を計時。1週前にはCWで6F78秒4をマークするなど、順調さが際立つ。コリアC以来3カ月ぶりとなるが、密度の濃いメニューをこなせているように、臨戦態勢は整っている。
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川田将雅騎手 -前走を振り返って。
「とても状態良く競馬を迎えることができました。コントロールが難しいところはありましたが、我慢して走ってくれたなと思います」
-中京1800メートルの印象は。
「坂を2回上りますし、京都の1800メートルなどと比べるとタフな条件だと思いますが、いつも通りこの馬らしい競馬をしたいです。一生懸命頑張る馬なので、ともに頑張れればと思っています」
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新谷功一調教師
-昨年(2着)を振り返って。
「ゴール前で差されて悔しい思いをしてからちょうど1年ですね」
-前走のコリアCを圧勝。
「あのレースはまず馬にどうしても1着を獲らせたかった。そういう思いの中で挑んだレースでした」
-前走後は。
「いったん山元トレセンに放牧に。疲れも取れて3〜4週間前ぐらいに栗東に戻ってきました」
-最終追い切りは。
「気持ちを込めて追い切ることができたと思います」
-休み明けになる。
「連戦で行くよりも少し間を挟みながら、また気持ちを上げていくという過程が合っています。申し分のない仕上がりで挑めます」
-レースプランは。
「僕自身、特にレースプランは描いていない。競馬場に行けば、あとは川田騎手に任せるだけです」
-最後に抱負を。
「1年前の悔しい思いもありますし、このチャンピオンズCに全力で向かっていきたいと思います」
<調教診断>前進気勢を見せて力強く前に脚を伸ばしながらも、終始軸がブレない落ち着いた走りを見せた。夏を越えて精神、肉体面の成長がうかがえる。以前よりも体に重厚感が増しており、迫力が違う。本格化してきた。
提供:デイリースポーツ