世界最強の
イクイノックス(牡4=木村)が現役を引退することが11月30日、分かった。シルクレーシングの公式サイトで同日、発表された。
有馬記念には出走せず、G1・6連勝を飾った26日の
ジャパンカップがラストランとなった。今後は社台スタリオン
ステーションで種牡馬入りする。
この日、会見したシルクレーシングの米本昌史代表は「一昨日、ノーザン
ファーム天栄に放牧に出てレース後の健康状態をチェックした結果、1分55秒2で勝った
天皇賞・秋、中3週での
ジャパンCを2分21秒8で走っただけの疲れが見えました。
有馬記念を鑑みて、今回も中3週で万全の態勢での出走が難しいとの判断で出走を見送らせていただきます」と説明。「また、社台SSから素晴らしいオ
ファーをいただきました。検討した結果、この上ないオ
ファーに応えることで種牡馬入りするのがベストだと判断しました」と続けた。
種牡馬入り後は、父の
キタサンブラックと鎬を削る。米本代表は「
キタサンブラックも種牡馬として素晴らしい評価を頂いているが、
ジャパンCの口取りの時に微動だにしないメンタルの強さなど、(
イクイノックスも)種牡馬として皆さんに評価頂けるのではないかと期待しかありません」と大きな期待感を口にした。
引退式については、
JRAと協議する方向となっている。
スポニチ