21年の
NHKマイルCを制した
シュネルマイスター(牡5、美浦・
手塚貴久厩舎)が30日、
JRAの競走馬登録を抹消された。今後は北海道安平町の社台スタリオン
ステーションで種牡馬になる予定。
JRAが同日、ホームページで発表した。
シュネルマイスターは父
Kingman、
母セリエンホルデ、母の父
Soldier Hollowという血統。
シュヴァルツゴルト(Schwarzgold)を祖とするドイツの名牝系“Sライン”に属しており、
サリオス、
スターズオンアースなども同牝系にあたる。
本馬は20年9月に札幌競馬場の2歳新馬戦でデビュー。初戦を白星で飾ると、続く
ひいらぎ賞も快勝し、重賞初挑戦の
弥生賞ディープ記念でも2着に好走する。2ハロンの距離短縮で挑んだ
NHKマイルCでは2番人気に支持され、後々までラ
イバル関係となる
ソングラインをハナ差とらえて勝利。初重賞制覇をGIの大舞台で決めた。
その後も、21年の
毎日王冠、23年の
マイラーズCを制すなど活躍。今年も
安田記念で3着に入るなど、長きにわたってマイル路線をけん引した。11月の
マイルCSがラストランとなり、通算成績は17戦5勝(うち重賞3勝)。
(
JRAのホームページより)