原優介騎手(23)=美浦・フリー=は、初コンビの
ウィルソンテソーロ(牡4歳、美浦・
小手川準厩舎、父
キタサンブラック)で自身2度目のG1へ挑む。今年、
かきつばた記念、
マーキュリーC、
白山大賞典と交流重賞を3連勝し、前走の
JBCクラシックでも5着と頭角を現してきた4歳牡馬の手綱を任された。
ミシシッピテソーロでG1に初挑戦した昨年の阪神JFでは16番人気ながら5着と健闘したが、満足いくものではなかった。「もっと結果がほしいと思っていました。今回はてっぺんを目指したいですね」と、まっすぐな瞳で言葉に力を込める。
11月29日には3年間交際した女性と結婚。新婚ホヤホヤで大舞台へ乗り込む。「最初に迎える週末でG1に挑めるなんて夢のようです」と、はにかむ姿はまだあどけないが、4年目の今年は既にキャリアハイの25勝。ダートで勝ち数の半分以上の16勝を挙げ、「相性はいいと思っているので、チャンピオンズCも自信を持って臨みたい」と確かな手応えを口にした。
“ゲン担ぎ”も忘れない。「先週、赤いパンツを履いたら(
テソーロの)了徳寺オーナーの馬で2頭ともいい結果が出たので、今回も履いておこうと思います」とニヤリ。着実に進化を遂げる若武者が、虎視たんたんと
ビッグタイトルに照準を合わせている。
スポーツ報知