【記者の目】数々の名レースで新時代を切り開いた
イクイノックスは、馬産地からも最大級の期待を持って迎えられることになる。けい養される社台SS(北海道安平町)の来年度の種付け料トップは、父の
キタサンブラック(2000万円)。今年、同スタリオンの種牡馬32頭のうち、最多の242頭(前年比65頭増)に種付けした。当然、今後は
イクイノックスのラ
イバルとなるわけだが、似た血統背景を持つ2頭が並び立つことにより、人気の一極集中による負担の軽減、より多くの牝系と交配できるなど、大きなメリットが生まれる。
一時代を築いた
ディープインパクト、その直系で今後の覇権を争うことになる
コントレイルは、ともに初年度の種付け料が1200万円。まだ
イクイノックスの種付け料は不明だが、“世界一の走り”を見せ続けた天才馬には相応の高い評価が与えられるはず。同じ勝負服でG1・9勝
アーモンドアイとの交配が実現すれば、獲得賞金歴代No.1&2の超良血が誕生。夢は広がるばかりだ。 (高木 翔平)
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