◆第24回
チャンピオンズC・G1(12月3日、中京競馬場・ダート1800メートル)
第24回
チャンピオンズC・G1(3日、中京)の枠順が11月30日、確定した。史上4頭目の同一年
JRAダートG1の春秋制覇を目指す
レモンポップは大外15番枠となった。追い切りでは美浦・Wコースでパワフルな動きを見せ、試練の枠克服へ態勢は万全だ。
史上4頭目の同一年春秋ダートG1制覇へ、
フェブラリーSの覇者
レモンポップが上昇カーブを描いている。追い切りは、美浦・Wコースで
ロードミッドナイト(5歳2勝クラス)と併せ馬。ダイナ
ミックなフォームで前を追うと、内に入った直線は加速ラップを刻んで6ハロン81秒6―11秒4で併入フィニッシュした。田中博調教師は「仕上がってきているのでサラッと。(大差勝ちした前走の)
南部杯よりも状態は上がっている」と納得した。
未知の領域へ、万全の対策を施してきた。春と前走でマイルまではこなしたとはいえ、今回の課題は初の9ハロンにコーナー4つ。「大きなチャレンジ」と師は話すが、坂井が栗東から駆けつけ行われたWコースでの1週前追い切りは、スタンド前から出て、コーナーを4回周り、長めの距離をこなすなど、この中間は負荷をかけながら、克服へ心血を注いできた。トレーナーは、「ジョッキーの感触も良かったし、いいイメージを持ってもらえたかなと思う」。鞍上も「イメージ通りの形で特に問題はなかった」と手応えを伝えている。
枠は過去に勝ち鞍のない、試練の大外15番枠を引いたが、意に介さない。田中博師は「レースセンスがいい。競馬はしやすいと思う」。超えなければならない壁がいくつも立ちはだかるものの、「いつもこちらの想像を超えていく」と師は愛馬の底知れぬポテンシャルに期待感を隠さない。“初物”を克服し、歴史に名を刻む態勢は整っている。(松末 守司)
スポーツ報知