競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
POGとは関係ありませんが、
イクイノックスの引退が発表されましたね。クラシックでは
皐月賞、ダービーで2着と勝つことはできませんでしたが、その後は破竹のG1・6連勝。しかも、この秋はハイレベルなメンバー相手に圧倒的なパフォーマンスで、過去の名馬と比べても最強かと思わせる内容でした。
有馬記念を待たずしての引退となりましたが、昨年勝っているレースでもありますし、これ以上ターフでやることがないのも確か。血を紡ぐという次のステージへと向かうことになりました。関係者には計り知れないプレッシャーがあったと思いますが、ひとまずお疲れさまでしたと伝えたいですね。
コントレイル、
スワーヴリチャードも含めて新世代の種牡馬がどういう産駒を送り出してくるか楽しみです。
ダートの出世レース・カトレアSは
アマンテビアンコ(牡、宮田)が勝利。白毛のビジュアルで注目を集める馬ですが、ここでオープン勝ち。来年に向けてきっちり賞金を加算できたのは大きいですね。今のダート路線は3歳春の海外遠征も当たり前ですし、地方を含めて選択肢が増えていますからね。今後どういうローテーションを組んでくるか楽しみです。
ジャパンCデーの東京未勝利戦(芝2000m)では
マーシャルポイント(牡、木村)がきっちり勝ち上がりました。初戦も不利がなければという内容でしたからね。奥がありそうですし、先々が非常に楽しみな存在です。
東スポ杯2歳Sを勝った
シュトラウス(牡、武井)は、状態と精神面が良好であれば朝日杯FS(17日・阪神、芝1600m)へ向かうとキャロットクラブのHPで発表がありました。鞍上はマーカンド。気性面の難しさはありますが、脚力は間違いありませんからね。G1の舞台でどんな走りをするか見てみたいですね。
3冠牝馬
アパパネの子
バードウォッチャー(牡、国枝)は
京成杯(1月14日・中山、芝2000m)へ。引き続きルメールが騎乗予定。
アイビーS3着後、放牧へ出ていた
レガレイラ(牝、木村)は美浦に帰厩。
ホープフルS(28日・中山、芝2000m)を目指すとサンデーレーシングから発表がありました。2000mで牡馬を相手にどんな競馬をしてくれるか注目したいですね。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ