◆第57回
ステイヤーズS・G2(12月2日、中山・芝3600メートル、良)
国内最長の平地重賞は16頭立てで争われ、8番人気の
アイアンバローズ(牡6歳、栗東・
上村洋行厩舎、父
オルフェーヴル)が
石橋脩騎手を背に道中で
アフリカンゴールドからハナを奪うと、引き離しての逃げに持ち込み、最後の直線も後続の追い上げを尻目に悠々と2馬身半差をつけてゴールした。
ステイヤーズSは21年2着、22年4着だったが、3度目の出走で重賞初制覇を飾った。勝ち時計は、3分45秒4。
2着に2番人気の
テーオーロイヤル(
浜中俊騎手)、3着に3番人気の
マイネルウィルトス(
横山武史騎手)が続いた。
富田暁騎手(
ダンディズム=6着)「福島でいい競馬をしてくれたし、本当に今は充実期。メンバーが強いのでどうかと思ったけど、思った通りのポジションが取れたし、人気勢を見ながら運べた。本当に乗りやすい馬で折り合いもすぐについたし、ラストは同じ脚になってしまったけど頑張ってくれた」
津村騎手(
ヒュミドール=9着)「位置取りは良かったと思う。直線まではいい形で向けたけど、追い出してから思ったほど伸び切れなかった。硬さもあったし、いい時にはもうひとつでした」
吉田豊騎手(
グランオフィシエ=10着)「もう少し内めの枠が欲しかった。外枠で外を回りたくなかったのであの位置になった。向こう正面で縦長になったタイミングで少し上がっていくことはできたけど、もう少し内をロスなく走りたかった」
国分恭介騎手(
アフリカンゴールド=11着)「向こう正面で勝ち馬が引っ掛かっていたので、オーバーペースになると思って控えました。ただ、最後止まってしまいましたし、難しい展開でした」
松岡正海騎手(
セファーラジエル=13着)「出遅れてしまって引っかかってしまい、うまく乗れなかった。流れを見て早めに動いていったんですが、前半部分のアプローチがもう少しうまくいっていればもう少しやれたと思う」
丹内祐次騎手(
アケルナルスター=14着)「2周目の向こう正面で手応えが怪しくなった。距離が長かったですね」
野中悠太郎騎手(
フジマサインパクト=15着)「芝のこのレースで、ついていくのが精いっぱいでした」
スポーツ報知