中京11Rの第24回
チャンピオンズカップ(3歳以上GI・ダート1800m)は1番人気
レモンポップ(
坂井瑠星騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分50秒6(良)。1馬身1/4差の2着に12番人気
ウィルソンテソーロ、さらにクビ差の3着に9番人気
ドゥラエレーデが入った。
レモンポップは美浦・
田中博康厩舎の5歳牡馬で、
父Lemon Drop Kid、
母Unreachable(母の
父Giant's Causeway)。通算成績は14戦10勝。
レース後のコメント
1着
レモンポップ(
坂井瑠星騎手)
「この馬のリズムが大切と考えていました。ゲートが速かったので逃げるという選択をしました。道中は距離ロス無く運んで行きたかったので、ラチ沿いを通りました。なんとか我慢をしてくれました。最後はこの馬としては、止まった感じでした。距離はギリギリでしたが、能力の高さでこなしてくれました。
距離、枠、明らかに不利な状況でしたがこの馬には関係ありませんでした。素晴らしい能力を持った馬です。馬が強かった、その一言に尽きます。今回初めてツーターンの競馬、それに1800mをこなしてくれました。今後が楽しみになる内容だったと思います」
2着
ウィルソンテソーロ(
原優介騎手)
「スタートでの態勢が悪く出遅れてしまい、差すしかないと切り替えました。展開的に馬場傾向と噛み合っていましたが、出して行くのにモタついてしまいました。差せる脚はありましたが、惜しいところで逃げ切られてしまいました」
3着
ドゥラエレーデ(B.ムルザバエフ騎手)
「気性の成長が感じられましたし、以前に乗ったイメージで競馬をしました。最後は
テーオーケインズが来てまたファイトしてくれました。ダートは問題ないですし、サウジアラビアやドバイのダートも合うと思います。まだ3歳なので未来がいっぱいあります」
4着
テーオーケインズ(
松山弘平騎手)
「枠が良かったですし、スタートも上手に出てくれました。勝ち馬の後ろの2列目で、ケインズが得意とするパターンでした。道中の雰囲気も良く、すごく良い形でした。最後は苦しくなりましたが、精一杯走ってくれました。勝てなくて悔しいですが、馬は良い競馬をしてくれました」
5着
メイショウハリオ(
浜中俊騎手)
「伸びてはいますが、勝った馬の総合力が高かったです。ハリオも年齢的なズブさが出てきています。道中は進まなさすぎました。それでもよく来ています」
6着
ハギノアレグリアス(
岩田望来騎手)
「しっかりとゲートを出てくれました。そのままのポジションで競馬ができて、
クラウンプライドを見ながら進めました。ラストは外を回った分があって、前が有利な展開もありましたが、よく頑張っています」
8着
ノットゥルノ(
松若風馬騎手)
「前で競馬をしたかったのですが、ゲートで滑らせてしまいました。それでも最後まで脚を使って、踏ん張ってくれました」
9着
アーテルアストレア(
横山武史騎手)
「変にポジションを決めないでリズム重視であのポジションになりました。4コーナーでスムーズに捌けましたし、直線では夢を見ましたが、前が止まりませんでした。それでもよく伸びていました」
10着
セラフィックコール(
M.デムーロ騎手)
「スタートはいつも通りゆっくりでした。枠の関係で1、2コーナーでは外を回りましたが向正面では良い感じでした。3、4コーナーでは馬なりで上がって、本当に良い手応えでした。しかし、直線に向いて思ったより伸びませんでした。外を回った分でしょうか」
11着
クラウンプライド(
川田将雅騎手)
「パドックを出てから後ろ向きな瞬間が多かったです。いつもと全く違う競馬になってしまいました。気持ちが入らない中、レースが終わってしまいました」
12着
ケイアイシェルビー(
藤懸貴志騎手)
「GIで亀田オーナー、平田調教師の馬で挑めたことがすごく嬉しかったです。調教からしっかりやっていて、出るからには悔いのない競馬をしたいと思いました。思い描いていた競馬ができましたが、同じような位置どりから運んだ馬が頑張っているので力の差は感じました。また改めて力を付けて頑張りたいです」
13着
グロリアムンディ(
C.ルメール騎手)
「良いポジションで競馬ができましたが、3、4コーナーでは手応えがありませんでした。バテてしまいました」
14着
アイコンテーラー(J.モレイラ騎手)
「ダートを使ってから初めて砂を被る経験をして、それに抵抗がありました。ビックリしてリズムが狂ってしまい、やる気がなくなってしまいました。残念ながらベストを出せませんでした」
ラジオNIKKEI