「
阪神JF・G1」(10日、阪神)
世代最初のG1。アルテミスS覇者
チェルヴィニアがいないのは残念だが、来春のクラシック戦線を見据える牝馬が名を連ねた。
京王杯2歳Sを制した
コラソンビートが中核を担う。紅一点で挑んだ前走は、ラストの伸び脚が目を引いた。中間の調整も順調で、「(1週前に乗った横山武)ジョッキーも“いい感じ”と言ってくれました」と加藤士師も納得の表情だ。乗りに乗っている
スワーヴリチャード産駒がG1初制覇を目指す。
その
コラソンビートを新馬戦で破った
ボンドガールも有力だ。前走のサウジアラビアRCは2着に敗れたが、相手が悪かった印象。「混戦だしチャンスはあると思う」と手塚師も好勝負を期待する。
アルテミスS2着の
サフィラも侮れない。スローペースに泣いて前をとらえることはできなかったが、ラストで差を詰めたように改めて能力を示した。1週前は栗東CWで6F77秒9の猛時計をマーク。
サラキア、
サリオス、
サリエラなどを兄姉に持つ良血馬がタイトル奪取を狙う。
他には新潟2歳Sを制した
アスコリピチェーノ、萩S覇者
ルシフェル、ファンタジーSを15番人気でVの
カルチャーデイなどもチャンスをうかがう。
提供:デイリースポーツ