3日の
チャンピオンズCを制し、史上4頭目の同一年の
JRAダートG1完全制覇を果たした
レモンポップ(牡5歳、美浦・
田中博康厩舎、父レモンドロップキッド)は一夜明けた4日、茨城・美浦トレーニングセンターの馬房で疲れを癒やした。
レース後、中京競馬場を出発し、1時半に帰厩舎した。田端助手は、「カイバは食べていますけど、ちょっと疲れているかなという感じ。中間は攻めに攻めたので、初めてパドックとか返し馬で気負いが見られました。いつも返し馬とか大人しい方ですがぎりぎり、究極の状態でしたからね。今回は一番の出来で、これで負けたらしょうがないという仕上がりでした」と激闘を振り返る。
レース前は、初の1800メートル、コーナー4つ、大外枠が不安視されていたが、持ち前のスピードで先頭に立つとそのまま押し切り、あっさり克服してみせた。「(坂井)瑠星(騎手)のお陰です。ロスなく先頭に立ってくれて。ジョッキーカメラを見たけどスムーズですもんね」と鞍上に感謝。さらに、「厩舎でいろいろみんなで考えて、工夫してやってきて結果がでたので、厩舎力も上がったかなと思いますし、うれしいことですね。調整が実ったので」と同助手。
次走は流動的だが、来年も現役を続行する予定だ。同助手は、「まずは疲れをとってあげたい。選択肢も広がったし、来年も楽しみ。田中(博調教師)が明日(12月5日)誕生日なんですよ。本人は言わないとは思いますが、いい誕生日になったと思います」と笑顔だった。
スポーツ報知