5回中山2週目は土日で計3鞍のメイクデビューが組まれている。先週のチャンピオンズCは
レモンポップがV。その
田中博康厩舎からは“ゴドルフィン”の米国産馬がダート1800mの番組にスタンバイしている。まずは初戦の走りに注目したい。
【12月9日(土) 中山芝1600m】
◆
シンバーシア(牝、父
ロードカナロア、
母スウィートリーズン、美浦・
国枝栄厩舎)
母は米G1を3勝。半兄に
ディアスティマ(
目黒記念2着)、いとこに
Zenden(
ドバイゴールデンシャヒーン) がいる。「まずまずの動きで仕上がり自体は順調。芝の実戦に行って良さを見せてくれれば…」と
国枝栄調教師。鞍上はT.マーカンド騎手が予定されている。
【12月10日(日) 中山芝1800m】
◆
リュケイオン(牡、父
モーリス、
母リカビトス、美浦・
奥村武厩舎)
母は同じく
奥村武厩舎で管理され、デビュー戦から3連勝した他、
愛知杯4着などで活躍した。祖母の
エンシェントヒルはダートのオープン特別を4勝。伯母の
コルコバードは芝の中長距離で5勝している。「利口な性格。まだ体つきには幼いところがあるけど、いいエンジンを持っていそうです」と
奥村武調教師。鞍上は
石川裕紀人騎手が予定されている。
◆
ルージュアベリア(牝、父
キズナ、
母シアードラマ、美浦・
田中博康厩舎)
伯父の
Big Dramaは米G1・BCス
プリントの勝ち馬。母は米G1を3勝している。「乗り込みを重ねつつ、徐々に動けるようになってきている。実戦向きのイメージです」と
田中博康調教師。鞍上は
戸崎圭太騎手が予定されている。
【12月10日(日) 中山ダート1800m】
◆
ウェットシーズン(牡、父
Mendelssohn、
母Season Maker、美浦・
田中博康厩舎)
伯母の
Grace Hallは米G1・スピナウェイSを含む重賞4勝の他、BCジュヴェ
ナイルフィリーズ2着、ケンタッキー
オークス3着などの実績を残した。半兄の
ハードワイヤードはダートの1200〜1400mで2勝している。「米国産馬らしく、大柄な体つき。ひと追い毎に絞れてきたし、走りの質がいい。上(兄)とはタイプが違う。ゆったりと走れる距離が良さそうです」と
田中博康調教師。鞍上は
津村明秀騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)