キャットファイトは前走アスター賞(中山)で1分33秒1の2歳コースレコードV。2着に5馬身差圧勝で、2歳女王候補に一躍浮上した。上原博師は「前走は本当に強かった。新馬戦(6着)の時は子供っぽさを見せていたけど、競馬に慣れてきて、鞍上とのコンタクトもうまく取れてきた。前走はスムーズに運べて、あの好時計ですからね」と成長に目を細める。
1週前の11月29日はWコースで6F81秒7〜1F11秒3。内めを通ったとはいえ、いっぱいに追ったラストの伸びは桁違いだった。「中間は放牧に出し、馬体重はそう変わらないけど、素軽さが増した。レース当週は輸送があるので1週前はしまいに気合をつけたが、とてもいい動きだった」と順調をアピールする。
現役時に米G1
シガーマイルH(ダート約8F)を制したディ
スクリートキャットは今年5月に20歳で病死。同産駒の
オオバンブルマイが11月の豪州
ゴールデンイーグルを制し、約5億円ゲットの大仕事を成し遂げたばかり。「死んだ馬の子は走る」は古い格言だが、父の血に勢いがあるのも事実だ。
上原博師は「直線の長い新潟外回り(未勝利1着)で勝っているし、阪神外回りも問題ないと思う。その新潟の時、長距離輸送もこなしている。G1でも楽しみです」とレコードVの勢いに託していた。
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