赤松賞を制した
ステレンボッシュ(牝2、美浦・
国枝栄厩舎)が、
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。
ステレンボッシュは父
エピファネイア、
母ブルークランズ、母の父
ルーラーシップという血統。母は4歳春までの短い現役生活ながら3勝を挙げた。叔父の
ヴァルコスは20年
青葉賞の2着馬。曾祖母は名繁殖牝馬
ウインドインハーヘアなので、
ディープインパクトや
ブラックタイド、
レイデオロや
ゴルトブリッツと同じ一族にあたる。
ステレンボッシュはここまで3戦2勝。7月札幌の新馬戦では1角で大きな不利を受けながらの勝利。続く
サフラン賞はハナ差屈しての2着だったが、前走の
赤松賞で2勝目をゲット。それもスローペースを中団から差し切り、3/4馬身の着差以上の完勝だった。国枝厩舎の所属馬らしく、一戦ごとにパフォーマンスが上がっている印象。胴長の体型で、広く直線が長い阪神外回りも合うだろう。
国枝厩舎と
C.ルメール騎手のコンビといえば、
アーモンドアイでお馴染みの最強タッグ。このコンビで参戦した3年前の
サトノレイナスは、
ソダシにハナ差及ばずの悔しい2着だったが、今度こそは2歳女王のタイトルをつかみ取ってみせる。