荻Sを制した
ルシフェル(牝2、栗東・
斉藤崇史厩舎)が、
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。
ルシフェルは
父ハーツクライ、
母アルアリングスター、母の
父Exchange Rateの血統。多くの名馬を輩出した父の最終世代。母は米G1のBCジュ
ベナイルフィリーズで2着の実績がある。ここまで3戦2勝。7月福島のデビュー戦は2着に敗れたが、そこから未勝利、萩Sと2連勝。まだまだ精神的な幼さを見せているが、そんな中でも結果を残しているあたり、かなりの将来性を感じさせる。
過去3戦は1800m以上だったので、今回は初の1600mがカギだ。マイル以下が未経験の馬の勝利となれば、07年
トールポピー、16年
ソウルスターリングに続いて7年ぶり3頭目の快挙。奇しくも過去2頭は翌年の
オークス馬。
ルシフェルもここを勝てば、来春のクラシックの主役になることは間違いない。