昨年の
ジャパンC覇者
ヴェラアズール(牡6歳、栗東・渡辺)が屈腱炎で現役を引退し、種牡馬入りすることが明らかになった。所属するキャロットクラブのホームページで6日、発表された。
前走後は滋賀県のノーザン
ファームしがらきに放牧に出ていたが、左前脚の球節に腫れが見られ、
エコー検査の結果、左前脚のつなぎに屈腱炎が判明。復帰まで最低でも1年の時間を要することから、年齢的なものも考慮して引退が決定した。今後は北海道新冠町の優駿スタリオン
ステーションで種牡馬入りする予定だ。
ジャパンC7着がラストランとなった。
管理した渡辺師は「デビュー前からずっと脚元との戦いで、競走馬になれるかどうか、というところから始まった馬。まさかG1、それも
ジャパンCを勝てるまでになるとは。いろいろと勉強になって、牧場スタッフも頑張ってくれましたし、厩舎スタッフも一生懸命にやってくれました。そして、頑張ってくれた馬に感謝したいですね。お疲れさまと言いたいです。無事に引退できたことが一番良かった。この馬の子どもにまた携わることができればと思います」とコメントした。
提供:デイリースポーツ