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JRA初の女性調教師誕生!!前川恭子調教助手が試験合格 騎手の田中勝春、秋山真一郎も

スポニチ
  • 2023年12月07日(木) 10時01分
 JRAは7日、2024年度調教師免許試験(新規)合格者を発表。前川恭子調教助手(栗東・坂口智康厩舎)が合格し、JRA初の女性調教師が誕生することになった。カッチーの愛称で知られ、スポニチ本紙コラム「田中勝春この1頭」(東日本版)でもおなじみのJRA通算1809勝ジョッキー、田中勝春秋山真一郎も合格。騎手としてのキャリアにピリオドを打ち、来年3月から調教師として新たな一歩を踏み出す。

 前川助手はかつて崎山厩舎のスタッフとしてウエスタンダンサーを担当し、08年京阪杯を勝利。崎山厩舎解散後、坂口厩舎へ。経験を積んできた。

 国内では地方・ばんえいを合わせると安池成実(川崎)、土屋千賀子(浦和=引退)、谷あゆみ(ばんえい)、高橋優子(金沢)、平山真希(浦和)、沖田明子(名古屋)、宮川真衣(高知)、入口由美子(浦和)に続き、史上9人目(現役8人目)の女性調教師となる。

 海外では13&14年凱旋門賞トレヴを管理したクリスチャン・ヘッドマーレック師(引退)、オーストラリアで殿堂入りしているゲイ・ウォーターハウス師、今年のベルモントS(アルカンジェロ)で女性調教師として初めて米クラシック3冠レースを制したジェナ・アントヌッチ師らがいる。

 【2024年度調教師免許試験(新規)合格者】

 秋山真一郎

 浅利英明

 佐藤悠太

 高橋一哉

 田中勝春

 柄崎将寿

 東田明士

 前川恭子

 宮地貴稔

 ▽JRA調教師試験 受験資格は28歳以上。第1次が筆記試験と身体検査、合格すると第2次で口頭試験と人物考査が行われる。いずれも競馬法規や調教、馬学、衛生学、飼養管理など幅広い専門知識を問われる。合格後はタイミングにもよるが技術調教師として1年ほど研修、準備期間を経て開業するケースが多い。今年の申請者は133人、第1次試験が9月13日、第2次試験が11月28〜30日にあった。

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