田中勝春騎手が調教師試験に合格したことを受けて、元
JRA調教の
藤沢和雄氏がカッチーについてコメントした。
藤沢氏は「本人から合格の連絡をもらった。受かって本当に良かった」と祝福。そして「私が引退する直前、彼は私の厩舎に来て、こう言ったんです」と切り出した。
田中勝春は藤沢氏に「僕はまだ調教師試験に受かってないけど、藤沢厩舎で研修させてもらえませんか?」と依頼。藤沢氏は「勝春は将来調教師になった時のことを考えて、私が現役のうちに厩舎研修しておきたいと思ったのでしょう。『いいよ、勉強しろ』と二つ返事で歓迎したんです」と語った。
また両者のかかわりについて同氏は「古い話ですが、私の結婚式の仲人は藤原敏文調教師(故人)なので、その弟子の勝春とは騎手デビュー当時からの付き合い」と振り返る。続けて「勝春は北海道三石の牧場育ちだけに子供の頃から馬のことを良く知っている。性格も明るい。ウチの馬に騎乗してもらうことも多かった。厩舎研修から1年半余、いつまでもレースに乗れるわけじゃないから調教師になって良かったと思う」と語り、最後に「応援していきたい」とエールを送って締めくくった。
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