「
園田金盃」(7日、園田)
開催3日目の11Rで行われ、2番人気で今年の兵庫ダービー覇者
スマイルミーシャが、道中6番手から直線で外を伸びて快勝した。3歳牝馬の勝利は2014年の
トーコーニーケ以来で9年ぶりの快挙。頭差の2着は3番人気の
ツムタイザン、3着には1番人気で昨年の覇者
ラッキードリームが入った。
今年のダービー馬が兵庫県競馬の
グランプリレースを制した。「3歳で斤量の恩恵があり、枠も良かった。ラチ沿いを走って脚をためたのが、最後の伸びにつながった」と飯田良師。気楽な挑戦者のつもりが、終わってみれば中距離ナンバーワンの座へ上り詰めていた。
レースは終始、
ラッキードリームをマークして勝機をうかがった。「ラッキーの後ろに入れたのはラッキー。直線を向いて交わせる手応えだったが、外からもう1頭来たのはまずいと思った」と吉村智。4角先頭の
ラッキードリームを直線で置き去りにし、
ツムタイザンとの一騎打ちは頭差で退けた。
これで重賞5勝目。「何をさせても、どう乗っても勝ってしまう天才的アイドル様」と吉村智。来年4月には大井の
TCK女王盃が園田に移り、
兵庫女王盃・Jpn3として新設される。「オーナーは早くから意識されている」と飯田良師。次走は牝馬重賞の
コウノトリ賞(2024年1月11日、園田)を予定。その後は休養を経て、春のダート
グレード競走を目指すことになりそうだ。
提供:デイリースポーツ