近親は
有馬記念3年連続3着の
ナイスネイチャ 第15回
勝島王冠・S2は7日、
大井競馬場で古馬15頭(
ジョエルは出走取消)が1800メートルを争った。5番人気の
サヨノネイチヤ(
西啓太)がゴール直前で
ライトウォーリアを鼻差だけ差し切り優勝。破竹の5連勝で重賞初制覇を果たし、
東京大賞典・G1(29日、大井)への優先出走権を獲得した。
中団を追走してためた脚を、直線で爆発させた
サヨノネイチヤ。外からぐいぐい前に迫り、先に抜け出した昨年の覇者
ライトウォーリアを鼻差、差し切った。手に汗握る接戦も、「手応えから勝ったと思った」と手綱を執った
西啓太。これでデビューから12戦10勝、2着2回。新星の重賞初制覇に「周りの馬というより、この馬のリズムを考えた。それで、外に持ち出せたらいいなと思っていた」とイメージ通りの競馬。「いつかは大きいところを獲れると思っていた。このメンバーで結果を出せてうれしい」と愛馬のタイトル奪取を喜んだ。
◇
サヨノネイチヤ◇ 父
ダノンレジェンド、
母オムスビ(
父オレハマッテルゼ)。小林・
坂井英光厩舎所属の牡4歳。北海道浦河町・木村牧場の生産。通算12戦10勝。総収得賞金は4294万円。重賞初制覇。馬主は吉岡泰治氏。3代
母ウラカワミユキの産駒に
有馬記念3年連続3着の
ナイスネイチャがいる。
スポーツ報知