左回りの良馬場は任せろ! 中京11Rの
中日新聞杯(3歳上・GIII・芝2000m)で、
ヤマニンサルバム(牡4、栗東・
中村直也厩舎)が重賞初制覇を狙う。
現役屈指の
サウスポーといっても過言ではない。これまで右回りでは[0-4-3-3]と善戦止まりなのに対し、左回りでは[5-0-1-3]の好成績。前走の
オクトーバーSも展開利があったとはいえ、危なげのない逃げ切りだった。あの走りを再現できれば、重賞でも何ら引けを取ることはない。
確かにこれまでの重賞5戦は全て掲示板外に終わっている。ただ、そのうち2戦は右回り。左回りの3戦にしても、
新潟大賞典は極端な道悪だったので参考外でいい。
エプソムCも稍重の発表以上に渋った馬場に苦しんだが、0秒4差の6着に健闘。
金鯱賞にしてもハイレベルのメンバーにまじって0秒7差の7着だから、いずれも力を示している。
今回はハンデ戦だが、前走から据え置きの57kgなら悪くない。手が合っている
三浦皇成騎手の継続騎乗も心強い限り。待望の左回り&良馬場で、今度こそは悲願のタイトルにつかみ取る。