１０月２９日の東京５Ｒ後に騎乗馬に蹴られ、右太ももの筋挫傷で休養していた武豊騎手（５４）＝栗東・フリー＝が８日、栗東トレセンでの調教を再開。セキフウ（牡４歳、栗東・武幸）に騎乗した。

　武豊は「まだ、違和感はありますが、乗っていこうかな、と思いました。長かったですね。太ももを蹴られて、まだ腫れているんですが、そこが硬くなって曲がらなかったです。毎日いろいろな所に行ったりして、やれることはやりました。乗馬クラブに行こうかと思いましたが、お金がかかるからね。ここだともらえますしね（笑）。まずは、きょうは良かったなという感じ。トレセンで乗れて良かった」と、胸の内を口にした。

　レースへの復帰に関しては、「来週の競馬は水曜日に決めようかと思っています。乗りたいですが、万全でなければ乗らない方がいいのでね」と話すにとどめた。朝日杯ＦＳ（１７日・阪神）はエコロヴァルツ（牡２歳、栗東・牧浦）、有馬記念（２４日・中山）ではドウデュース（牡４歳、栗東・友道）がスタンバイしている。

提供：デイリースポーツ