今週の日曜日は、阪神競馬場で
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)が行われます。
過去10年の阪神JFの勝ち馬は全て5番人気以内の支持を集めていました。昨年は1番人気の
リバティアイランドが勝利を収めています。しかし2着に12番人気
シンリョクカ、3着に10番人気
ドゥアイズが入線し、三連単は17万馬券と波乱の結果となっています。
一昨年も勝ち馬は3番人気の
サークルオブライフでしたが、2着には8番人気
ラブリイユアアイズが入り三連単は11万馬券となっています。キャリアの浅い2歳馬同士による一戦で能力比較も難しいですし、人気馬だけでなく人気薄の穴馬にも気を配りながら予想を組み立てたいところです。
そんな今年の阪神JFには18頭が出走を予定。上位人気馬は前走の
京王杯2歳S(GII)で重賞初制覇を達成し現在3連勝と勢いに乗る
コラソンビート、デビューから2戦2勝で
新潟2歳S(GIII)を制した
アスコリピチェーノ、
アルテミスS(GIII)で2着に好走した
サフィラ、デビューしてから3戦2勝2着1回と連対を外していない
ステレンボッシュ、牡馬相手の萩S(L)を快勝した
ルシフェルなどがいます。
ただ、想定オッズを見るとかなり割れており、他の馬にもチャンスは十分。
カルチャーデイや
ナナオ、
ドナベティなど重賞で結果を残す馬もスタンバイしていますし混戦ムードとなっています。
激戦必至の阪神JFで、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆世代屈指の能力は証明済み
今週の阪神JFでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
コラソンビートでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転し
コラソンビートに高評価が与えられました。
コラソンビートはここまで4戦3勝3着1回。新馬戦では
ボンドガール、
チェルヴィニアに次ぐ3着となりました。先着された2頭はその後重賞戦線で活躍。阪神JFは直前のアク
シデントで2頭ともに回避となりましたが、仮に出走していれば上位人気の一角を占めていたはずです。
しかも、この新馬戦で4着だった
マスクオールウィンは次戦で未勝利を突破し、オープン特別でも安定した走りを見せています。また、6着の
キャットファイトはアスター賞(1勝クラス)を5馬身差で圧勝。今回の阪神JFにも出走を予定していますし、相当にレベルの高い新馬戦だった事が分かります。
そんなハイレベルな新馬戦で
コラソンビートは3着ですから、世代屈指の能力を備えていると言っても過言ではありません。
それを証明するかのようにその後は未勝利から3連勝で
京王杯2歳Sを制しています。その
京王杯2歳Sは中団追走からゴール前で測ったかのような差し切り、2歳コースレコードも更新する走りを見せています。
近ニ走は芝1400mを使われていますが、デビューからニ戦は芝1600mに出走していますし、これまでのレースを見ると折り合いに不安もなさそうなので距離延長は問題ないはずです。
最終追い切りでは単走ながら活気溢れる走りでスピード感も十分。状態面が悪いという事はなさそうですし、この馬の力を存分に出せる仕上がりに映りますので、ここも好勝負が期待出来そうです。