◆第59回
中日新聞杯・G3(12月9日、中京・芝2000メートル、良)
3歳以上による中距離ハンデ重賞は17頭で争われ、単勝2番人気で
三浦皇成騎手騎乗の
ヤマニンサルバム(牡4歳、栗東・
中村直也厩舎、父
イスラボニータ)が好位から脚を伸ばして、後続を振り切って勝利。前走の
オクトーバーSから連勝で重賞初勝利を挙げた。三浦騎手は23年
東京新聞杯(
ウインカーネリアン)以来となる重賞21勝目。中村調教師は23年
レパードS以来となる重賞2勝目。馬主の土井肇氏の冠名「
ヤマニン」が馬名に付いた馬が
JRA重賞を勝つのは11年
シリウスS(
ヤマニンキングリー)以来の12年2か月ぶり。勝ち時計は1分58秒8。
2着には13番人気の
ハヤヤッコ(
幸英明騎手)、3着には4番人気の
ピンハイ(
高倉稜騎手)が入った。
バウルジャン・ムルザバエフ騎手(
キラーアビリティ=4着)「とにかくハンデがこたえました。前走と違って、馬はすごくファイトしてくれました」
丸山元気騎手(
マイネルファンロン=7着)「もう一列、前に行きたがったが、並び的に下げざるを得ませんでした。ただ、結果的に脚がたまって復調していると思います」
吉田隼人騎手(
リューベック=9着)「出たなりでいいところをとれましたが、ハミをとって走るので距離が長かったですね。馬の後ろで我慢させる調教をしていましたが、(手綱を)放して甘くなりました。マイルぐらいならですね。久々のぶんゲートはうまく出れましたが、(今後も)注意しないといけません。仕上がりは良かったです」
斎藤新騎手(
カレンルシェルブル=10着)「展開が向きませんでしたが、脚は使ってくれています」
矢作調教師(
ユニコーンライオン=11着)「自分の競馬をしたかったが、4角でも抵抗していた。状態が良くなっていただけに悔しい。もう1回と言ったらキリがないし、血統が血統なんで次の仕事(種牡馬)に。とにかく良血。どんな子を出してくれるか」
鮫島克駿騎手(
スパイダーゴールド=13着)「1角で思ったより(内から)張ってきて、(外に)振られました。1角以外はいいところを走れて向こう正面ものびのび走れましたが、伸びませんでした」
スポーツ報知