6日朝にシャティン競馬場の芝コースで行われた
プログノーシス(
香港カップ出走)の最終追いの背には、川田の姿があった。しっかりと馬場の状態を確かめるようにダクで半周した後、5Fからキャンターへ移行。直線だけスピードを上げて感触を確かめた。川田は「リズムを大事にしながら、オーバーワークにならない程度に動かしました。いい状態で来ているなと。レースに向けてもっといい雰囲気になってくれる馬なので、ここまで順調に来られていると思います」とまずまずの感触を得ていた。
その日の夜には
ハッピーバレー競馬場で行われた「インターナショナル・ジョッキーズ・
チャンピオンシップ」に出場。4、4、11、12着と結果は伴わなかったが日本代表として奮戦した。「結果を出さないといけない馬で来ているわけじゃないですし、ジョッキーたちと楽しくしゃべりながら、無事に終わることを言い合いながら騎乗しました。朝の調教も仕事ですし、夜の競馬も仕事。そこは大事なところ」とフランクな口調で話した。
9日に阪神で騎乗したために一時帰国。とんぼ返りで香港に舞い戻った。そして今日は結果を求められている馬で、シビアな仕事が求められている。「ス
プリント、マイル、カップと3つ乗せてもらえる。全てチャンスのある馬。全ての馬がいい結果を得られるように、また頑張ります」と語った。
カップの相棒
プログノーシスは今春のクイーンエリザベス2世C以来2度目の香港遠征。川田は「シャティンの馬場は春に走っていますので」と経験を糧としたい意向。当時は
ロマンチックウォリアーの2着に敗れているが、リベンジの態勢は整っている。
スポニチ