激しいバトルが繰り広げられた阪神JFと同じ阪神マイルを舞台に今週は2歳牡馬マイル王を決める「第75回朝日杯フューチュリティS」が行われる。重賞ウイナーの
シュトラウス、
ジャンタルマンタル、
セットアップなど豪華メンバーが顔をそろえ、激戦必至の様相だ。
2歳牡馬マイル路線の頂上決戦。関東馬
シュトラウスが主役を張る。2走前の
サウジアラビアRCは3着に甘んじたが、折り合いに進境を見せた前走・
東スポ杯2歳Sで重賞初制覇。重賞2戦のキャリアが強みだ。08年
マイルCSを制した
母ブルーメンブラットに父
モーリスの血統背景から1F短縮は大歓迎だろう。
ジャンタルマンタルは新馬、
デイリー杯2歳Sと連勝中。インから抜けた前走の内容が非凡なセンスを感じさせた。どんな競馬もできそうだ。ルメールを鞍上に迎える
ダノンマッキンリーも1番人気に応え、連勝中。瞬発力は重賞ウイナーにも引けを取らない。間隔は空いているが底を見せていない
エコロヴァルツ。未勝利、
ベゴニア賞を連勝した
オーサムストロークは先行力が売り。
札幌2歳Sが楽勝だった
セットアップ、
小倉2歳S2着
ミルテンベルクも上位争いに加わる。
≪折り合い心配なし≫
東スポ杯2歳Sを制した
シュトラウスだが、レースでは行きたがっていた。1週前のWコース追いでも武井師は「テーマは折り合いと
テンションの維持」と掲げた。単走で馬場の大外を通って5F65秒9〜1F12秒0。「見た目には少し行きたがるところもあったけど、すぐに収まりがついてからはリズム良く行けた。特に心配な点はない」と及第点がついた。
スポニチ