東京スポーツ杯2歳Sを制した
シュトラウス(牡2、美浦・
武井亮厩舎)が、
朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。
シュトラウスは父
モーリス、
母ブルーメンブラット、母の
父アドマイヤベガの血統。母は08年の
マイルCSと
府中牝馬Sの覇者。伯父の
ジョイフルハートは08年の
北海道スプリントCを制している。
ここまで3戦2勝。6月東京の新馬は番手で行きたがって、3角で早々と先頭へ。決して行儀のいい競馬ではなかったが、馬なりで後続を突き放して9馬身差の圧勝だった。続くサウジアラビア
ロイヤルCでも折り合いを欠き、ひと押しを欠いての3着。この2戦の内容から見て、前走の東京スポーツ杯2歳Sは距離延長がポイントだったが、ハイペースにも助けられて3番手から悠々の押し切り。重賞初制覇を果たした。
今回も引き続き折り合いがカギとなるが、それだけにペースが上がりやすい多頭数、そしてマイルへの距離短縮はプラスだ。初騎乗のT.マーカンド騎手とも手が合いそうなイメージ。昨年の
ドルチェモアに続き、2年連続で母が
JRA・GI勝ち馬の2歳王者誕生となるか、注目したい。
【母が
JRA・GIを制している2歳GI勝ち馬】
・01年
朝日杯FS・
アドマイヤドン(
母ベガ)
・08年阪神JF・
ブエナビスタ(
母ビワハイジ)
・11年阪神JF・
ジョワドヴィーヴル(
母ビワハイジ)
・15年
朝日杯FS・
リオンディーズ(
母シーザリオ)
・18年
ホープフルS・
サートゥルナーリア(
母シーザリオ)
・22年
朝日杯FS・
ドルチェモア(
母アユサン)