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ひいらぎ賞(2歳1勝クラス、12月17日、中山・芝1600メートル)
9月の中山で新馬勝ちを決めた
シックスペンス(牡2歳、美浦・
国枝栄厩舎、父
キズナ)は、素材の良さから連勝が十分に狙える器だ。新馬戦は好スタートを決めながら、道中は内の4番手で我慢。直線では最内を突き、鋭い伸び脚で外から迫る2着馬との接戦を制した。センスや操縦性の良さが光る内容だった。
1週前追い切りは美浦・坂路で51秒9―12秒2の好時計をマークして、格上の古馬相手に先着してみせるなど動きは上々だ。厩舎の番頭格の鈴木助手は「男馬にしてはピリピリしているが、動きは十分ですね。反応が良すぎてしまうが、逆に言ったらスピードがあるのかなと思う」と評価している。デビュー戦から無理に仕上げて追い込むことをしない国枝厩舎だけに、2戦目の上積みも大いに期待できるとみたい。(坂本 達洋)
スポーツ報知