開業26年目の
伊藤圭三厩舎が、
朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)の
オーサムストローク(牡2)で
JRA・GI初制覇を狙う。
伊藤圭三調教師は98年に開業し、
JRAで通算520勝を挙げている。そのうち重賞は
スマートボーイで5勝、
プリエミネンスと
ホワイトカーニバルで1勝ずつの計7勝。またNARでも
プリエミネンス、
フェスティバルなどで多くのタイトルを獲得してきた。しかしながら
JRAのGIは延べ15頭が挑みながら、02年
秋華賞の
サクラヴィクトリアの2着が最高着順となっている。
オーサムストロークはここまで4戦2勝。デビュー2戦は3着、2着に敗れたが、3戦目の未勝利(中山芝1600m)で初勝利。続く前走の
ベゴニア賞では番手から残り400mで先頭に立ち、
ガルサブランカの追い上げを凌いで連勝を決めた。どんなペースにも対応できる自在性は大きな武器。今回は一気に相手が強くなるが、十分に好勝負になっていい。
伊藤圭三調教師にとっては06年
桜花賞の
ラッシュライフ(9着)以来、17年ぶりの
JRA・GI挑戦。芝の重賞初制覇、そして悲願の
ビッグタイトル獲得となることを期待したい。