レジェンドがターフに戻ってくる。10月29日の東京5R後に騎乗馬に蹴られ、右太ももの筋挫傷で戦線を離れていた
武豊騎手(54)=栗東・フリー=が約1カ月半ぶりにカム
バックすることが13日、決定した。
当初はマイルCS週の復帰を目指していたが、思うように回復せず、ここまでずれ込んだ経緯もある。ユタカは「長かったですね。きのう(12日)くらいからいけそうな感じはしていたし、今1頭に乗って“あっ大丈夫だな”と。こんなに時間がかかるとは思わなかったです。馬力はすごいですね。痛かった」と冗談を交えながら万全を伝えた。
ケガ当日の
天皇賞・秋(
ドウデュース)をはじめ、G1シーズン真っただ中での離脱。「楽しみなレースが多く“この時期に、このタイミングか”と思いました」と悔やむが、既に前を向いている。「一日も早く復帰したかった。心配してくれた方も多く、励ましの言葉もうれしかったです。レースでいいパフォーマンスをという気持ちが強いです」と気を引き締めた。
復帰初戦の土曜中山11R・
ターコイズSは
ソーダズリングでスタンバイ。日曜の阪神11R・
朝日杯FSは
エコロヴァルツで挑む。「(
エコロヴァルツには)夏に乗った時、このレース(
朝日杯FS)に乗りたいなと思ったので。跳びが大きいですが、素質を感じます」と、いきなりのG1制覇に期待も大きい。
来週の
有馬記念には、1週前追い切りに騎乗した
ドウデュースで参戦予定だ。「毎年この季節はワクワクします」。冬の大一番をユタカが彩る。
提供:デイリースポーツ