ようやくレジェンドが帰ってくる。
天皇賞・秋当日の10月29日に騎乗馬の脱鞍の際に右太腿を蹴られ、筋挫傷で休養していた
武豊が16日の中山競馬で復帰する。13日、栗東トレセンで調教に騎乗し、「今週から乗ります」と
ゴーサインを出した。
8日に調教騎乗を再開。この日もう一度、乗ってみて復帰するかどうか決める、としていた。朝一番に
エコロヴァルツ、その後に
ドウデュースと2頭に騎乗。馬上の感触を楽しむように稽古をつけた。
不運なアク
シデントによる休養を強いられ「(蹴られた時は)めちゃくちゃ痛かった。1馬力は凄い。きつかったですね。天皇賞を含め、それ以降も楽しみなレースが多かったので、このタイミングか…と思いました」と振り返る。それでも気持ちを奮い立たせ「早く復帰することだけを考えていました。ケガしてから何もしなかった日はないですね。ありとあらゆることをやってきました」とリハビリに励んだ。
復帰初日、土曜メインの
ターコイズSは前走・三年坂Sでオープン入りを決めた
ソーダズリングとのコンビ。来週に迫った暮れの
グランプリ、
有馬記念(24日、中山)は
ドウデュース、年内
JRA開催最終日の
ホープフルS(28日、中山)は
センチュリボンドがスタンバイしている。「
ドウデュースの存在は自分にとって心の支えになりました」と深く思いを寄せるダービー馬と臨む大一番。名手が師走のG1を盛り上げる。
スポニチ