阪神の日本一にWBC優勝、さらにはラグビーのワールドカップでの激闘…。今年もスポーツ界では様々なドラマが起きた。そこで「○○の時の
有馬記念はどうだった?」と題し、今年と同じような出来事があった年の
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)を振り返ってみたい。
プロ野球では阪神
タイガースが38年ぶりの日本一に輝いた。前回日本一の85年の
有馬記念はというと、単勝1.2倍の圧倒的1番人気に支持された
シンボリルドルフが、2番人気の
ミホシンザンを4馬身突き放して圧勝。フジテレビ・盛山毅アナウンサーの「世界のルドルフ、日本の
ミホシンザンを離す」という名実況が生まれた。
同じく野球関連で、WBCで日本が優勝した年も見ていこう。06年は
ディープインパクトが有終の美を飾り、レース後の引退式は感動に包まれた。そして09年は
ドリームジャーニーが最後の直線で1番人気の
ブエナビスタを捕らえて勝利。春秋
グランプリ制覇を達成している。
他のスポーツもチェックしよう。ラグビーのワールドカップでは日本が予選プール敗退とはなったものの、2勝を収めた。これで91年の第2回大会、15年の第8回大会、19年の第9回大会に続いての勝利。それぞれの年を見ると、91年は14番人気の
ダイユウサク、15年は8番人気の
ゴールドアクターが勝利。19年は2番人気の
リスグラシューが勝ったものの、圧倒的1番人気に支持された
アーモンドアイは9着に敗退。波乱傾向にあるといえる。
さぁ、今年の
有馬記念ではどんなレースが繰り広げられるのか。スポーツ界が大いに盛り上がった1年を締めくくるにふさわしいレースを期待したい。