スマートフォン版へ

【朝日杯FS】ダノンマッキンリー、伸び脚鋭くラスト11秒2 2億2000万円良血馬が無敗の2歳マイル王へ

スポーツ報知
  • 2023年12月15日(金) 06時15分
◆第75回朝日杯FS追い切り(14日・栗東トレセン)

 2歳マイル王決定戦の第75回朝日杯フューチュリティS・G1(17日、阪神)の出走馬が14日、確定した。この日、唯一追い切った2戦無敗のダノンマッキンリーが栗東・CWコースでシャープな伸び脚を披露し、ダノン軍団3勝目へ態勢を整えた。

 超高額の良血馬が大一番に挑む。ダノンマッキンリーは、栗東・CWコースを単走で、4ハロン53秒4―11秒2。バランスのとれた馬体やバネは一級品だ。藤原調教師は「前回と同じように1周、単走でリラックスして走れるか(というテーマ)だった。時計よりも、いかに気持ち良く走れるか。そういう意味ではすごく良かったと思います」と満足げな表情を浮かべた。騎乗した福永調教師は前走時の最終追いにも騎乗しており、藤原師は「『馬がしっかりしてきた』と言っていました」と目を細める。

 ここまで2戦2勝。新馬戦は2番手抜け出しだったが、前走は出遅れたことで逆に脚がたまり、差す競馬で収穫があった。ともに芝1400メートルで、今回はマイル戦がポイントになる。指揮官は「どうしてもスピードと気性的な問題で、しっかり勝たせたかったので1400メートルを選んできましたが(前走で)川田騎手も、次は1ハロン延びるイメージで乗ってくれました。マイルはやってみなければ分かりませんが、クリアしてくれるのでは」と期待を寄せる。

 母ホームカミングクイーンは12年の英1000ギニー・G1を勝っており、伯父は07年の凱旋門賞を制覇したディラントーマス。22年のセレクトセール1歳で2億2000万円の値がついた良血馬に、トレーナーは「預からせてもらった時から能力を確信していました。今回もそうですし、来年に向けて大きなレースを取りたいと思っている馬。ここはある程度、勝負するつくりでいこうかなと思っています」と独特の言い回しで勝負気配を漂わせた。14年ダノンプラチナ、17年ダノンプレミアムに続くダノン軍団の2歳マイル王者が誕生するか。(玉木 宏征)

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す