◆第75回
朝日杯FS・G1(12月17日、阪神競馬場・芝1600メートル)
サトミノキラリと初コンビを組む
津村明秀騎手(37)=美浦・フリー=が、師弟コンビで初のG1制覇に挑む。
同騎手は、美浦・鈴木伸厩舎から04年にデビュー。07年までの3年間、所属し、研さんを積んだ。先週のカペラS(
テイエムトッキュウ)を制したばかりで、今年の関東リーディング5位。
JRA通算634勝(うち同厩舎で最多54勝)を挙げるが、感謝の思いは決して忘れない。鞍上は「所属を離れても依頼してもらってありがたいです。ここまで(3戦の手綱を執った横山)武史が教えてきてくれた馬ですが、先生(鈴木伸調教師)の馬でG1に乗るのは初めてだし、先生も久々のG1(10年
ヴィクトリアマイルの
ニシノブルームーン3着以来)ですから頑張りたいです」と心に期するものがある。
13日の最終追い切りで、新馬戦の1週前追い切り以来、久々に背中の感触を味わった。美浦・Wコースを3頭併せで6ハロン82秒3―11秒6をマークし、確かな手応えを得た。「以前よりどっしりしていました。レースは上手だし、まだ底を見せていない。初のこの距離もこなせるはずです」と自信の口ぶり。勝てば自身も厩舎も初のG1タイトル。師弟で立つ大舞台に、胸が高鳴る。(松末)
スポーツ報知